「外交パスポートを持つ“我々の代表”ジョコビッチは、それ相応の扱いを受ける権利がある」セルビア大使館公使が声明
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2011年のデビスカップ出場のために取得したパスポートが、外交パスポートであることが判明した。これが今回注目を集めている“ビザ取り消し問題”で、自身を救う切り札になる可能性があるようだ。
セルビア大使館の公使イバナ・イシドロビッチ氏が『ヘラルド・サン』の取材に対して、ジョコビッチの外交パスポートが適切な扱いを受けることの保障になると語った。
「セルビアでもっとも世界的に知られている“我々の代表”であるジョコビッチは外交パスポートを保持しているため、国境を越える際にはそれ相応の扱いを受けることが保障されている」
しかし、移入の専門家は外交パスポートがビザ取得における特別な扱いには繋がらないと考えているようだ。さらに外務省の公式サイトには、「外交や公的パスポートは保持者に特別な権利などを与えるものではない」と記載されている。
1月13日(木)には決着すると思われていた問題の結論は先延ばしにされ、ジョコビッチの処遇はオーストラリアン・オープン開幕後に決定する可能性もあるようだ。その場合は大会途中でジョコビッチが勝ち残っていたとしても棄権扱いとなり、帰国させられることになる。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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