ズベレフがストレート勝利で準々決勝へ、モンフィスはイーメル弟に完敗 [南フランス・オープン]

写真はオーストラリアン・オープンでのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「南フランス・オープン」(ATP250/フランス・モンペリエ/1月31日~2月6日/賞金総額49万3875ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-2 7-6(5)で倒してベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ズベレフはこの試合が初戦だった。世界ランク3位のズベレフは次のラウンドで、このところ好調のアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦する。マナリノはこの日、前年度覇者で第8シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を6-4 6-2で退けた。

「この大会でうまくやるためのチャンスを自分に与えるつもりだ。ここに戻ってくることができて本当にうれしいよ」とズベレフはオンコートインタビューで語った。

 第1セットを先取して第2セットでも先にブレークしたズベレフだったが、そのあとマクドナルドがプレーレベルを引き上げて試合はより拮抗した展開になった。もつれこんだ第2セットのタイブレークではマクドナルドが一時リードしたものの、最終的にズベレフが最初のマッチポイントをものにしてストレートで決着をつけた。

「彼は非常にアグレッシブにプレーしていた。ストレートで勝ててよかったよ。第2セットでは多くのチャンスを取りこぼしてしまったけど、最終的に勝つことができた。それがもっとも重要なことだ」とズベレフは振り返った。

 ズベレフはまたマナリノに対する次の試合に視線を向け、「彼とプレーするたびに非常に長くて肉体的にかなり厳しい試合を強いられている。彼はオーストラリアでとてもいいプレーをしていたし、ここでもいいプレーをしているから、試合を楽しみにしているよ。簡単な戦いにはならないだろうね」と話した。

 この日初戦に臨んだズベレフ以外の上位シード勢は第3シードのガエル・モンフィス(フランス)がミカエル・イーメル(スウェーデン)に1-6 2-6で、第4シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)は予選勝者のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に1-6 7-5 2-6で敗れてそれぞれシードダウンを喫した。

 わずか57分でイーメルに圧倒されたモンフィスはオーストラリアン・オープンで8強入りしたあと最初の試合だったが、大会開始時の記者会見で居眠りをするなどオーストラリアとの時差への順応と疲労からの回復にやや苦労している兆候を見せていた。

 そのほかの試合ではリシャール・ガスケ(フランス)がクォン・スンウ(韓国)を7-5 6-4で下し、8強の顔ぶれが出揃った。準々決勝ではガスケがイーメルと、ジュムホールは前日に勝ち上がりを決めていた第5シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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