決勝は前年に続いてバウティスタ アグートとバシラシビリの対決に [カタール・オープン]

写真は2021年カタール・エクソンモービル・オープンでのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月14~19日/賞金総額117万6595ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-4 6-2で下してタイトル防衛に王手をかけた。

 前年覇者のバシラシビリはこの日もパワフルなグラウンドストロークで相手にミスを強い、ワンブレ―クで第1セットを取ると第2セットでは相手に付け入る隙を与えず、最後はラブゲームでキープしてストレートで試合を終わらせた。

「素晴らしい気分だ。僕は本当にドーハでプレーするのが好きなんだ。ボールがよく見えるし、これに先立つ試合より肉体的にもずっといいフィーリングだよ」と試合後にバシラシビリは手応えを語り、「決勝は厳しい試合になるだろう」と次戦を見据えた。

 続いて行われた試合では第2シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が大接戦の末に第6シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に2-6 6-3 7-5で競り勝ち、決勝は前年と同じカードになった。

 第3セット5-5からハチャノフのサービスゲームで最初の3ポイントを落としながらも挽回したバウティスタ アグートは正確かつ鋭いコースのストロークを壁のように打ち返し続けてブレークに成功し、最後のゲームを圧倒的勢いでキープして力強く試合を終えた。

 どちらが勝ってもおかしくなかった接戦を制したあと、両手を広げて天を仰いで勝利の喜びを満喫したバウティスタ アグートは「非常にいい戦いを見せたカレンを称えたい。彼は素晴らしいプレーをした。状況を覆すために、僕は本当に激しく戦わなければならなかった。本当に厳しい試合だった」と試合を振り返った。

「彼は非常にスピーディで、かつ堅固だった。彼のディフェンスはよく、多くの信じられないようなパッシングショットを打ってきた。僕は非常にいいプレーをすることを強いられたけど、今夜を大いに楽しんだよ」

 ダブルスは決勝が行われ、第3シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)がロハン・ボパンナ(インド)/デニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(4) 6-1で倒して優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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