「自分の行動を深く反省する」審判台を叩きつけたズベレフが謝罪 [ATPアカプルコ]

1月のオーストラリアン・オープンでのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「アビエルト・メキシカーノ・テルセル」(ATP500/メキシコ・アカプルコ/2月21~26日/賞金総額183万2890ドル/ハードコート)の男子ダブルス1回戦で、マルセロ・メロ(ブラジル)/アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のロイド・グラスプール(イギリス)/ハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)に2-6 6-4 [6-10]で敗れた。判定を不服としてアンパイアに暴言を吐き、何度もラケットで審判台を叩きつけたズベレフが大会から追放され、1回戦を勝利していたシングルスでも不戦敗となった。

「タイブレークで8-6の大事なポイントだ。ボールがどこに弾んだのかよく見ろ! このクソ野郎!」とズベレフは叫んでも怒りが収まらず、審判台を何度もラケットで叩き、その行動が波紋を呼んでいた。

「ダブルスの試合でスポーツマンシップに反する行為を見せたズベレフはアカプルコから追放された」と大会側は発表した。

 これを受けてズベレフは、水曜日に謝罪のコメントを発表している。

「火曜日のダブルスの試合中と試合後の自分の行為をどれほど後悔しているか、言葉にするのが難しい。チェアアンパイアに対する僕の怒りは間違っており、受け入れられないものだったため、本人には直接謝罪した。自分自身にも失望している。起きるべきではなかったし、何も言い訳することができない。ファン、大会、自分が愛するテニスにも謝罪したい。君らがみんな知っているように、僕はいつもコートですべてを出し尽くして戦う。火曜日はあまりに多くを出し過ぎた。これから数日間、自分の行動を深く反省し、もう二度と同じことをしないことを約束する。失望させてしまい申し訳ない」 

 この大会のシングルスに第2シードで出場していたズベレフは1回戦でジェンソン・ブルックスビー(イギリス)に勝利していたが、2回戦で対戦予定だったラッキールーザーのペーター・ゴヨブチック(ドイツ)が不戦勝で準々決勝に進んだ。

 ズベレフはこの大会で獲得する予定だった賞金、ホテル宿泊代、ポイントを失い、ATPは罰金や出場停止など更なる制裁を加えるかどうか検討しているという。

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写真◎Getty Images

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