「安全な場所で大好きなテニスができるのは普段より1000倍うれしい」1週間前にウクライナを脱出したイエストレムスカがベスト8に進出 [リヨン・オープン]

2月のドバイ選手権でのダイアナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「シジエム サンス・メトロポル ド リヨン・オープン」(WTA250/フランス・リヨン/2月日28~3月6日/賞金総額23万9477ドル/室内ハードコート)の女子シングルス2回戦で、デヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が予選勝者のクリスティーナ・ブクサ(スペイン)を6-2 6-3で倒してベスト8に進出した。

 1週間前に妹のイバンナとウクライナを脱出したイエストレムスカは2020年に世界ランク自己最高の21位をマークしたが現在は140位に沈んでおり、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している。

「今日は少しだけ落ち着いて、うまく感情をコントロールできたのがよかった。国のために勝ちたいから、今日の試合のためにリカバリーに力を入れていた。この大会を戦うことはとても感情が高ぶるけど、今日の勝利はとにかくうれしい」

「正直に言うと、妹のイバンナと一緒にこの安全な場所にいられることがうれしい。しかも、大好きなテニスができている。現在の私たちの状況を考えると、普段よりも1000倍くらいうれしさや楽しさを感じられる。次の試合も勝てるように全力を尽くす」

 イエストレムスカは準々決勝で、第5シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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