パオリーニから初勝利のイエストレムスカが準決勝に進出「多くのサポートを感じている」 [リヨン・オープン]

写真は2021年VTBクレムリン・カップでのデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「シジエム サンス・メトロポル ド リヨン・オープン」(WTA250/フランス・リヨン/2月日28~3月6日/賞金総額23万9477ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が第5シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-4 7-6(3)で倒してベスト4進出を決めた。

 これは2021年に3戦全敗していたイエストレムスカにとって、パオリーニに対する初勝利だった。

「皆さんから本当に多くのサポートを受けていると感じているわ。厳しい瞬間には、私を応援する声が聞こえてくるから、そんなときは特に自分がどれだけ支えられているのか実感するの」とイエストレムスカはコメントした。

 しかし試合を振り返ったイエストレムスカは「でも今日の私は全体的に集中力を失っていた。いくつかイージーなミスをしたから、かなり自分に腹を立てていたわ。いいレベルのテニスを見せようと全力を尽くしていたけど、ミスをするたびに何故そうなるのかわからないでいたの」と明かし、内容には納得していない様子だった。

「難しい状況の中でも、私は自分を駆り立てて最後まで戦わなければならない。厳しい瞬間や疲れたりストレスを感じたりしているときに、私はそんなふうに考えていたの。ここでプレーするすべての試合で、私には失うものはない。私は持っているものすべてを捧げている。ここにやって来たときは感情的にも精神的にも非常に疲れていたけど、ここで勝つたびに私は感情とエネルギーを取り戻しているわ」

 イエストレムスカは次のラウンドで、アンナ・ボンダール(ハンガリー)を6-3 6-3で破って勝ち上がった第2シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ジャン・シューアイ(中国)とカロリーヌ・ガルシア(フランス)の顔合わせとなった。会場であるリヨン出身のガルシアが第7シードのアリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)に4-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめ、第8シードのジャンは3-0とリードした時点で対戦相手のビタリア・ディアトチェンコ(ロシア)が棄権したためわずか13分で勝ち上がりを決めた。

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写真◎Getty Images

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