前年覇者ノリーが21歳のブルックスビーを倒して準々決勝へ [ATPインディアンウェルズ]

写真はキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)が将来を嘱望されている21歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-2 6-4で退けベスト8進出を決めた。

「このコートでプレーするのは大好きだけど、本当に難しかったよ。ジェンソンは非常にトリッキーな選手で出だしからゲームプランを持って臨んでくるし、あまり多くのミスは犯してくれないからね」と試合後にノリーは語った。

「僕にも第2セットで一度だけ調子が下降した時間帯があったけど、プレーを大いに楽しんだし何とか勝ち上がることができてうれしいよ」

 2021年にトップ100に食い込んでから頻繁に上位選手を苦しめてきたブルックスビーは、3回戦で第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を倒す番狂わせを演じていた。しかし初対決ながら相手のテニスを研究してきた様子のノリーはベースラインからの打ち合いで相手を上回り、試合開始早々に4-0とリードを広げた。

 第2セットに入るとブルックスビーが多彩なショットを駆使して本領を発揮し始めて3-0とリードしたが、ノリーはアグレッシブな姿勢を貫いて相手のサービスゲームを3回連続でブレークしてストレートで試合を終わらせた。

「ラリーが長くなったほうが自分に有利だと感じたのでそれを実行に移し、いいサービスを打とうとしたんだ。それが第2セットで違いを生んだと思う」とノリーは振り返った。
 
 ディフェンディング・チャンピオンのノリーは次のラウンドで、第26シードのガエル・モンフィス(フランス)を7-5 6-1で破って勝ち上がった第19シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。ふたりは昨年のUSオープン1回戦で一度顔を合わせており、アルカラスがストレートで勝っている。

「フィジカル的にいい調子だし、ここのコンディションは好きだ。でも前回対戦したとき、僕は完全に打ち負かされた」とノリーはコメントした。

「彼は新進気鋭の若手たちの中でも最強レベルにある選手のひとりだ。非常にしっかりしたプレーをするし、今年は既に優勝を遂げて自信に満ちている。厳しい戦いになるだろうけど試合を楽しみにしているし、前回の雪辱を果したいと願っているよ」

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写真◎Getty Images

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