アメリカがビリー ジーン・キング・カップのファイナルズ予選で得られる収益の一部をウクライナに寄付すると発表

写真はイメージ(Getty Images)


 全米テニス連盟(USTF)が女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ) by BNPパリバ」のファイナルズ予選「アメリカ対ウクライナ」(4月15、16日/アメリカ・ノースカロライナ州アッシュビル/室内ハードコート)から得る収益の10%をウクライナの援助基金(クライナ・クライシス・リリーフ・ファンド)に寄付すると発表した。

 ロシアによるウクライナ侵攻が4週間目に突入した中、スポーツ界もウクライナをサポートするため動いている。来たるファイナルズ予選は紛争勃発以来初の国別対抗戦であり、ロシアとベラルーシは国際テニス連盟(ITF)によって出場を禁じられている。

 今のところロシアとベラルーシの選手は個人参加という立場を取ることで個人戦の国際大会でプレーすることは許されているが、国を代表する大会には出場できない。

 これに先立ちATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)および国際テニス連盟(ITF)と4つのグランドスラム大会を運営するグループは、合わせて70万ドルの寄付金をウクライナに送る決断を下していた。

 アメリカとウクライナの対戦は7654人収容可能な会場で行われ、チケット売上の10%がウクライナの援助基金に寄付される。ウクライナ代表チームは、世界ランク18位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を筆頭に5人メンバーで臨む予定になっている。

 昨年の夏にスビトリーナと結婚したガエル・モンフィス(フランス)は、戦争が始まって以来、「彼女は毎晩泣いている。僕はできるだけ彼女を支えられるようにしている」と明かしていた。

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写真◎Getty Images

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