ケルバーに対する連敗を『4』で止めた大坂が3回戦へ「可能な限りいいプレーをしたかった」 [マイアミ・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月3日/賞金総額836万9455ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、世界ランク77位(3月21日付)の大坂なおみ(フリー)が第13シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-2 6-3で下してベスト32に進出した。

 ウィナーを織り交ぜながら深いストロークでケルバーを押し込んで試合の主導権を握った大坂は勝利後、「私にとって大きな意味がある。彼女は今年に入ってから私が倒した初の上位シード選手だったから。私は今日、試合の主導権を握りたいと思いながら臨んだの。私のパワーは、うまく機能していたと思うわ」と振り返った。

 この日の大坂はファーストサーブからのポイントを89%取り、ダブルフォールトはなく6本のエースを奪うなどサービスが効果的だった。

 2017年USオープンでの初対決に勝ったあとケルバーに4連敗中だった大坂は、「自分のテニスをしたいと強く願っていたわ。彼女が私を倒した試合のすべてを未だに覚えている。だから可能な限りいいプレーをしたかったの」と明かした。

 1回戦に勝ったあと、大坂はインディアンウェルズのあとからセラピストと話をしてきたのだと明かし、「この時点から私がすることは何であれ、ボーナスのようなものだと気付いたの。もちろん私は、プレーするすべての大会で勝ちたいと思っているわ。もっとグランドスラム大会でタイトルを勝ち獲りたい。でも人生のこの時点で、私は健康でいられることをただ感謝したい」と話していた。

「ケガをしたり体調を崩したりしている優秀な選手は大勢いるわ。私はあまりケガはしていない。仮に私のキャリアがかなり短いとしても、私はここまで多くのことを達成することができた。もっと成し遂げられるよう願っているけど、地に足をつけている必要があると思う」

 大坂は3回戦で、第18シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-4 7-6(3)で破って勝ち上がったカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。

 ムチョバと1勝1敗で星を分け合っている大坂は3回戦に目を向け、「私の意見では、彼女(ムチョバ)はツアーでもっとも運動能力が高い選手のひとりよ。楽しい試合になるだろうと思う。私たちはお互いに、本当に勝ちたいと願っているから」と語った。

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写真◎Getty Images

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