インディアンウェルズ優勝のフリッツが苦戦しながらも初戦をクリア「身体の状態はいい」 [マイアミ・オープン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月3日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が予選勝者のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を6-3 5-7 6-3で振りきりベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、フリッツはこの試合がキャリア最大のタイトルを獲得したインディアンウェルズ決勝以来の試合だった。

 インディアンウェルズの準決勝のあと足首に痛みを感じていたフリッツだが、「肉体的にはとてもいい状態だよ。足首を少し心配し、それでここ数日は練習を1日1回とかなり抑え気味にやっていたんだ。でも今日は、凄くいい感触だった」といい手応えを得たことを明かした。

「自分のテニスに満足している。落としたセットですら、僕はいいプレーをしていたと思っているからね。僕が取られたセットでの彼は、正直に言ってよすぎたんだ。厳しい試合だったけど、勝ち抜くことができてよかったよ」

 フリッツは3回戦で、23シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に6-4 3-6 7-6(3)で競り勝って勝ち上がった同胞のトミー・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールはインディアンウェルズでアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を倒す殊勲をやってのけ、同じくこのところ活躍している選手だ。

 ジュニア時代には2015年の全仏ジュニア(ポールの勝ち)と全米ジュニア(フリッツの勝ち)で決勝を争ったこともあるフリッツとポールは2021年に2度顔を合わせ、1勝1敗と星を分け合っている。

「ここのコンディションは彼に合っている。彼はツアーでも指折りの動きのいい選手なんだけど、ここのコートは凄く遅くてウィナーを決めるのが難しいんだ。彼はネットにも割と頻繁に出てくるしね」とフリッツはポールについてコメントした。

「いい友人のひとりと対戦するのは簡単なことじゃないけど、過去にも友人相手にいい成績を挙げたことはある。今の彼は調子がいいから、非常に厳しい試合になるだろうね」

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写真◎Getty Images

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