24歳フリッツがナダルの連勝を終わらせ地元カリフォルニアの地でマスターズ初制覇 [ATPインディアンウェルズ]

写真は地元カリフォルニアの地でマスターズ初優勝を決めたテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第20シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-3 7-6(5)で倒してチャンピオンに輝いた。試合時間は2時間6分。

 出だしから2回連続でブレークに成功したフリッツは5-2からのサービング・フォー・ザ・セットを落としたが、続くナダルのサービスゲームを破って第1セットを先取した。

 セット間にメディカルタイムアウト取ったナダルは第2セット第3ゲームで先にブレークしたが直後に追いつかれ、4-5からチャンピオンシップポイントを凌いでキープしたものの、フリッツがもつれ込んだタイブレークを制して試合を締めくくった。

 同大会の同種目で地元アメリカ勢が優勝したのは、2001年に成し遂げたアンドレ・アガシ(アメリカ)以来で9人目となる。フリッツは単にアメリカ人というだけでなくインディアンウェルズのあるカリフォルニア州出身で、ATPマスターズ1000の大会で決勝に進出したのは今回が初めてだった。

 24歳のフリッツがATPツアーでタイトルを獲得したのは、2019年6月のイーストボーン(ATP250/グラスコート)で2度目となる。

 両者はこれが2度目の対戦だったが、フリッツが初勝利を挙げた。初対決だった2020年2月のアカプルコ(ATP500/ハードコート)では、ナダルが6-3 6-2で勝っていた。

 今大会でのフリッツは初戦となった2回戦でカミル・マイクシャク(ポーランド)を6-1 6-1で、3回戦で予選勝者のジャウメ・ムナール(スペイン)を6-4 2-6 7-6(2)で、4回戦で第29シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を3-6 6-4 7-6(5)で、準々決勝でミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を7-6(5) 3-6 6-1で、準決勝では第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-5 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 ナダルは今季初黒星を喫し、キャリア最長となるシーズン開幕からの連勝は「20」でストップした。

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写真◎Getty Images

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