不屈の精神を見せたブルックスビーが4回戦へ、次はメドベージェフに挑戦 [マイアミ・オープン]
ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月3日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、このところ波に乗っている21歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)が第15シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に6-3 5-7 6-4で競り勝ちベスト16進出を決めた。
第3セットで0-4とリードされたブルックスビーはそこから巻き返し、不屈の精神を示して見せた。
「この試合を切り抜けられてうれしいよ。今日の僕はよく頑張ったと思う。まだムラがあるけど、通常あのような劣勢でメンタル的に折れるのは簡単だ。でも僕はメンタル的な強さを保ち、最後の瞬間まで戦った。その結果、状況は僕に有利な方向に転んだんだ」とブルックスビーは大きな劣勢を覆した試合を振り返った。
ツアーでも指折りに優れたベースラインプレーヤ-である相手に対して多彩なショットを駆使して第1セットを取ったブルックスビーだったが、バウティスタ アグートは堅固なプレーで食らいついて第2セットを取り返し、第3セットの出だしで試合の主導権を取り戻したかに見えていた。
「第3セットの出だしにエネルギーレベルが落ちしてしまい、大きな問題を抱えることになった。でも幸い、メンタルの力で状況をを覆すことができたよ」とブルックスビーは語った。
ブルックスビーは4回戦で、ペドロ・マルチネス(スペイン)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。
「より一貫性のあるプレーが必要で、より安定したプレーができたほうが勝者となると感じた。僕は重要な瞬間にミスを減らし、サービスのレベルをさらに上げることができた。差は僅かだったけど、何とか勝つことができて本当によかったよ」とメドベージェフは試合後にコメントした。
自分のプレーぶりとより難しかった第2セットを苦労しながらも取れたことに満足感を示したメドベージェフはまた、「(第2セットで)初めてワンブレーク分リードしたとき、古いボールだった上に太陽がもろ目に照り付けていたから次をキープすることができなかった。あそこは本当にきつかったよ。でも数ゲ―ム後に太陽なし、ニューボールでワンブレークアップとなったから、よりのびのびとプレーすることができたんだ」と明かした。
写真◎Getty Images
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