シフィオンテクがガウフを倒してマッチ14連勝、準々決勝の相手はクビトバに決定 [マイアミ・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月3日/賞金総額836万9455ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第14シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を6-3 6-1で下してベスト8に進出した。

 20歳と18歳の若手対決は、経験面でも勢いという意味でも一段上のシフィオンテクに軍配が上がった。2月末のドーハと前週のインディアンウェルズでタイトルを獲得したシフィオンテクは、キャリア最長の連勝記録を「14」に伸ばした。

 勝利後のオンコートインタビューでこの快進撃について聞かれたシフィオンテクは、「いい進撃ができてうれしい。ここまで連勝したのは初めてだから、自分の限界がどこにあるのかはわからないけど、『限界はない』と思うようにするわ」と答えた。

 今大会でのシフィオンテクは、インディアンウェルズとマイアミを連続で制する『サンシャイン・ダブル』の偉業を達成する可能性を持っている。同種目でこれを過去にやってのけたのは1994年と96年のシュテフィ・グラフ(ドイツ)、2015年のキム・クライシュテルス(ベルギー)、2016年のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)だけとなっている。

 これらのチャンピオンたちと同じくシフィオンテクは来週の月曜日に世界ランク1位に浮上し、世界ナンバーワンの座に就いた28人目の女子プレーヤーとなることが確定している。

 シフィオンテクは準々決勝で、第21シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を7-6(5) 6-4で破って勝ち上がった第28シードのペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦する。

 第2セットで一時0-4とリードされたクビトバは相手サーブだった第5ゲームでも3ポイントを連取されて0-5まであと一歩と迫っていたが、そこから6ゲームを連取する怒涛の巻き返しを見せると、最後はダウン・ザ・ラインにフォアハンドのノータッチエースを決めて試合を終わらせた。

 試合後のインタビューでクビトバは、「実際、私は3セット目をプレーする覚悟でいたわ。第2セットでは自分が一体何をしているのかわからない感じだったけど、そこから数ポイント取ったことで試合の中に戻っていくことができたの」と振り返った。

「ときに、ほぼ自然に流れが変わることもあるのよ。もう長いことこんな挽回劇はやっていなかったから、素敵なことだわ」

 またクビトバはシフィオンテクに対する次戦に向け、「彼女はナンバーワンになり、今は波に乗って非常に高いレベルでプレーしているわね。そして私はこういうチャレンジが大好きなの」と意欲を見せた。

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写真◎Getty Images

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