“アラブの星”ジャバーが1日2試合に勝って準々決勝へ「とても長い1日だった」 [WTAチャールストン]

写真はカタール・トタルエナジーズ・オープンでのオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月4~10日/賞金総額88万8636ドル/クレーコート)の女子シングルスで第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が雨で順延となった2回戦と続く3回戦を戦うハードスケジュールを強いられながら、その双方に勝ってベスト8に進出した。

 前日に第2セット5-2の時点で雨天順延となっていたワイルドカード(主催者推薦枠)のエマ・ナバーロ(アメリカ)に対する2回戦を6-3 6-2で終わらせたジャバーは、続いて行われた3回戦でイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を同じスコアで下して8強入りを決めた。

「とても長い1日だったけど、朝の試合を迅速に終わらせることができてよかった。今夜の試合は、本当にトリッキーだった。彼女は凄く多くのミスを犯していたけど、そこから突如多くのウィナーを決め始めたの。だからその変化に適応しなければならず、少し難しかった。でも最後には自分のサービスゲームをしっかりキープできてよかったわ」と世界ランク10位のジャバーは2試合を終えたあとにコメントした。

 昨年の同大会で準決勝に進出したジャバーはそのあと同じ会場で行われたWTA250の大会で準優勝を飾っており、チャールストンでここ2年間に10勝2敗の戦績を誇っている。

 昨シーズンにトップ10入りした初のアラブ人女子選手となったジャバーは、さらなる高みを目指して精進している。彼女は大会初日に受けたWTA(女子テニス協会)のインタビューで、「もっともっと多くのタイトルを獲りたい。私はトップ5に入りたいの」と野望を明かしていた。

「それが私たちが目指すところよ。私たちは世界トップ5のひとりになるため、私に足りないものは何かを探して成長するためのあらゆる詳細を見つけようとしているし、そこに近づいてきているわ。今は以前よりも任務がどんどん難しくなりつつあるから、私はこれまで以上に一生懸命やっている。あとはすべてが噛み合う瞬間を待つだけね」

 ジャバーは次のラウンドで、第12シードのアリゼ・コルネ(フランス)を7-6(5) 7-5で破って勝ち上がったアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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