キリオスを倒したオペルカがクレーコートのツアー大会で初の決勝進出「僕は試合ごとに進歩している」 [US男子クレーコート選手権]

写真はライリー・オペルカ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/4月4~10日/賞金総額66万5330ドル/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのライリー・オペルカ(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニック・キリオス(オーストラリア)を6-3 7-5で倒して今季2勝目に王手をかけた。

 今シーズンのATPツアーでラファエル・ナダル(スペイン)の4度に次ぐ3度目の決勝進出を決めたオペルカは、そのすべてを母国アメリカで実現した。

「僕は試合ごとに進歩している。(クレーコートでの)動きやスライディングといった面で日を追うごとに心地よさを感じてきているよ」とオペルカは今季初となるクレーコートでのプレーについて語った。彼が同サーフェスでツアー決勝に進出したのは、今回が初となる。

「よりクレーコートのフィーリングを掴んで馴染もうとしてきたから、これまでのウォームアップにはいつも時間をかけてきたよ。僕はガリンみたいにクレーコートの才能がないからね。彼のような選手は1年ぶりにクレーコートでプレーしてもまるで自分の庭のように感じるんだろうけど、僕にとってはそうじゃないんだ」

 優れたサービス力を持つ2人の対戦だったが、サービスエースはキリオスの11本に対してオペルカが18本を記録し、ファーストサーブからのポイント獲得率でも86%と74%でオペルカが上回った。

 ワンチャンスを生かして第1セットを先取したオペルカは第2セットでも先にリードして4-3としたが、キリオスがこの日唯一のブレークポイントをものにして直ちに追いついた。しかしオペルカは5-5からもう一度相手のサービスゲームを破り、ストレートで試合を終わらせた。

 続いて行われた試合では第4シードのジョン・イズナー(アメリカ)がタイトル防衛に挑戦していた第5シードのクリスチャン・ガリン(チリ)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、決勝は地元アメリカ勢対決となった。

 決勝の相手が決まる前にコメントしたオペルカは、「2人とも以前にここで優勝した経験を持ち、ここでいい成績をおさめている。決勝はこうでなければならないよ。大会のためにもね。ファンの皆は可能な限り最高の試合を期待するものだ」と話していた。

「ガリン、テイラー・フリッツ(アメリカ)、キリオス、イズナー、クレーコートで凄くいいプレーをするトミー・ポール(アメリカ)らが顔を揃えたここのドローは非常にレベルが高い。ハイレベルのドローだから、ハイレベルのプレーが生まれているんだ」

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写真◎Getty Images

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