キリオスがポールを下して準々決勝へ「自分のプレーにかなり満足している」 [US男子クレーコート選手権]

写真はBNPパリバ・オープンでのニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/4月4~10日/賞金総額66万5330ドル/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、このところ好調なニック・キリオス(オーストラリア)が第7シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-4 6-2で下してベスト8に進出した。

 今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキリオスはオンコートインタビューで、「彼(ポール)は非常にいいプレーヤーだ。彼は若く、既に自分には何ができるか、誰を倒せるかを証明している」と対戦相手を称えた。

「僕は今日、集中力を高めて臨まなければならなかった。またいいサービスが必要であることもわかっていた。これは恐らく、僕がクレーコートでプレーした中でも特にいい試合のひとつだ。だから僕は、今日のプレーぶりにかなり満足しているよ。僕はただ黙々と努力を続けた」

 2015年全仏ジュニア優勝者であるポールはクレーコートを得意とする選手だが、キリオスは試合を通して主導権を手放さなかった。キリオスは10本のサービスエースを決め、ファーストサーブからのポイントを88%ものにした。

 キリオスは次のラウンドで、サム・クエリー(アメリカ)との地元勢対決を6-2 6-4で制して勝ち上がったマイケル・モー(アメリカ)と対戦する。モーは前週のマイアミで準優勝を飾ったばかりで第1シードとして出場予定だったキャスパー・ルード(ノルウェー)が直前に棄権したため、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)での出場が決まっていた。

 モーとの準々決勝を前に、「このところ非常にサービスの調子がいいから、それをいい習慣として維持したいね」とキリオスは抱負を語った。

 レーバー・カップのチームメイトとしてよく知る仲であるジャック・ソック(アメリカ)と組んでダブルスにも参戦しているキリオスは、ナイトマッチでアンドレ・ゴランソン(スウェーデン)/ナサニエル・ラモンズ(アメリカ)を7-5 3-6 [10-5]で倒して初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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