イズナーがタイトル防衛を目指したガリンに逆転勝利、決勝はオペルカとの地元アメリカ勢対決に「彼は僕の若いバージョン」 [US男子クレーコート選手権]

写真はジョン・イズナー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/4月4~10日/賞金総額66万5330ドル/クレーコート)の男子シングルス準決勝で第4シードのジョン・イズナー(アメリカ)が第5シードのクリスチャン・ガリン(チリ)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、同大会で9年ぶりの優勝に王手をかけた。

 ディフェンディング・チャンピオンのガリンは第1セットで唯一のブレークに成功して先行したが、試合が進むにつれてサービスの調子を上げていったイズナーが合計17本(第1セット:2本、第2セット:9本、第3セット:6本)のサービスエースを決め、第2セット以降は一度しかブレークポイントを与えなかった。

「1セットダウンから挽回なければならないというのは決して簡単ではない。間違いなく、多くの場面でサービスに助けられた。おかげで終盤にはあまりラリーをしなくて済んだよ。長いラリーに持ち込まれたくはなかったからね」とイズナーは試合を振り返った。

「ここでふたたび決勝に進出できて本当にうれしいよ。僕の年齢では、こういう大会の決勝にいつ戻ることができるかなんてわからないからね」

 36歳のイズナーはチャンピオンに輝いた2013年以来となる3度目の決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したニック・キリオス(オーストラリア)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第3シードのライリー・オペルカ(アメリカ)と対戦する。

 両者の対戦成績はオペルカが4勝1敗でリードしており、イズナーの4連敗中となっている。

「ライリーは素晴らしい選手だ」とオペルカを評価したイズナーは、「言うまでもなく、試合は本質的に競ったものとなる。僕たちは2人ともサービスがとてもいいから、どうしても接戦になるんだ。僕にとっては楽しい試合になると思うよ。彼(オペルカ)は間違いなく、僕自身の若いバージョンだ。より若く、遥かに毛深いバージョンのね」とジョークを言って笑わせた。

「僕らは本当にいい友達なんだ。彼は僕のことを尊敬していると思う。そして僕は、可能な限り彼のいい師匠であろうとしている。でも明日は違うよ!」

 ダブルスは決勝が行われ、第1シードのマシュー・エブデン/マックス・パーセル(ともにオーストラリア)が双子ペアのイバン・サバノフ/マテイ・サバノフ(ともにセルビア)を6-3 6-3で下して同ペアでの初タイトルを獲得した。


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写真◎Getty Images

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