ベンチッチがクレーコートのプロ大会で初のタイトル獲得、ジャバーは4度目の準優勝 [WTAチャールストン]

写真はクレーコートのプロ大会で初優勝を飾ったベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月4~10日/賞金総額88万8636ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第10シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-1 5-7 6-4で倒してチャンピオンに輝いた。試合時間は2時間35分。

 25歳のベンチッチがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2019年10月のモスクワ(WTAプレミア/室内ハードコート)以来でキャリア5度目となる。彼女はツアー公式戦のシングルスで13回の決勝を戦ったことになるが、クレーコートではこれが初めてだった。

 ふたりはこれが2度目の対戦だったが、ベンチッチの2連勝となった。両者は昨年5月にマドリッド(WTA1000/クレーコート)の3回戦で一度顔を合わせており、ジャバーが第2セット途中で棄権したためベンチッチが勝者となっていた。

 今大会でのベンチッチは1回戦でワン・シユ(中国)を4-6 7-6(5) 6-3で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のリンダ・フルヴィルトバ(チェコ)を6-1 7-6(6)で、3回戦で第9シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-4 6-4で、準々決勝で第2シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を2-6 7-6(2) 6-4で、準決勝ではエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-4 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 昨年の同大会で4強入りした27歳のジャバーはそのあと同じ会場で行われたWTA250の大会で準優勝を飾るなどここ2年のチャールストンで好成績をおさめていたが、ツアー2勝目にあと一歩届かなかった。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、今大会で初めてペアを組んだ第4シードのアンドレア・クレパーチ(スロベニア)/マグダ・リネッテ(ポーランド)がルーシー・ラデッカ(チェコ)/サーニャ・ミルザ(インド)を6-2 4-6 [10-7]で振りきり優勝を飾った。


女子ダブルスで優勝を飾ったアンドレア・クレパーチ(スロベニア/左)とマグダ・リネッテ(ポーランド)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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