シナーが同じピアッティ門下生のチョリッチを退け2回戦へ「ツアーに戻ってきた彼を目にできてうれしい」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第9シードのヤニク・シナー(イタリア)が2時間28分を要した戦いの末にボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-3 2-6 6-3で退けた。

 ケガに道を阻まれ現在は世界ランクを198位まで落としているが、チョリッチはかつてダニール・メドベージェフ(ロシア)やアンドレイ・ルブレフ(ロシア)らとともに男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」に出場するなど世界12位に至った実力者だ。

「久しぶりのクレーコートだったから、難しい試合だったよ。チョリッチは以前にピアッティ・アカデミーで練習していたので、彼のことはとてもよく知っているんだ。いくつかの大会では一緒に練習していたしね。ツアーに戻ってきた彼を目にできてうれしいよ。彼に幸運を祈りたい」とシナーは試合後にコメントした。

 13歳の頃からリカルド・ピアッティ氏に師事してきたシナーは今年の2月にコーチを変え、現在はシモーネ・バニョッツィ氏の指導を受けている。

 第2セットでのシナーは腹部に痛みを感じているような仕草をして顔をしかめたり屈んだりし、のちにメディカルタイムアウトも取った。一時は試合を続行できるのかという懸念さえ漂ったが、それでもシナーはアグレッシブにプレーし、特に第3セットではチョリッチにプレッシャーをかけ続けた。

「気分はいい。ケガはしてはいないよ」とシナーは大事ではなかったことを明かした。彼は胃の調子が悪くなったためインディアンウェルズ4回戦を棄権し、マイアミでは足のマメに苦しめられて準々決勝で途中棄権を強いられたが、現在は「調子を取り戻し、戦う準備ができていると感じている」と話している。

 シナーは2回戦で、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のオスカー・オッテ(ドイツ)と予選を勝ち上がってきたエミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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