ダビドビッチ フォキナは動物愛護活動にも情熱を注ぐ、シャポバロフも『ShapoShelter』を開設

写真は金星を挙げたアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-3 6-7(5) 6-1で倒す番狂わせを演じた。

 この金星で注目を集めた22歳の新鋭ダビドビッチ フォキナはまた、大の動物愛好家としても知られている。彼は昨年に野良犬などのために飼い主を見つけるための『Adaptas.org』というウェブサイトを開設し、その際に「これを発表することで、テニスをプレーするよりナーバスになっている。僕は動物への愛情から、そしてペットを捨てるという行為に怒りを感じているためこのことに取り組んでいる」と挨拶していた。

「動物は僕にアレルギーを起こさせると母が信じていたため、子供のころは動物を飼うことを許されていなかったんだけど、それでも小さなときから動物が大好きだったんだ。学校のあと、僕は家の前に来る犬と長いこと遊んでいたよ」と彼はプラットフォームを開設した直後に話していた。

「野良犬や野良猫を見るたび、店に行って何か食べ物を買って与えているんだ。もし具合が悪そうなら、シェルターに電話するしね。ペットはぬいぐるみのおもちゃじゃない。酷い扱いをすべきではないんだ。僕はいま猫を2匹飼っているけど、彼らは僕の子供みたいな存在だ。彼らを捨てたり、酷い扱いをしたりするなんて考えられないよ」

 ダビドビッチ フォキナは試合で着るシャツの袖にも『Adaptas.org』のロゴを入れている。ATP(男子プロテニス協会)によれば、恵まれない動物に手を差し伸べるこのプロジェクトはテニスにも負けない彼の情熱なのだ。

 同じく動物を助けることに情熱を傾けているデニス・シャポバロフ(カナダ)は、『ShapoShelter』という名義で同様の企画をSNSを通して発進させた。

「僕は何年もの間、いくつものシェルターをサポートしてきました。自分でも多くのペットを飼っているので、チームを作って『ShapoShelter』というページを開設したとお知らせできることにワクワクしています。これは世界中のシェルターをサポートし、そこにいる飼い主のいない犬や猫などの動物たちをプロモートし、彼らのために新しい家族を見つける助けをするためのものです」とシャポバロフは説明している。

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写真◎Getty Images

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