夢を実現したダビドビッチ フォキナがディミトロフを倒して決勝進出「子供の頃、僕はこの日を夢見ていた」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はシングルスで初のツアー決勝進出を決めたアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月10~17日/賞金総額580万2475ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で22歳のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 6-7(2) 6-3で倒し、同種目でのツアー初優勝に王手をかけた。

 今季ここまで4勝9敗の戦績で今大会を迎えていた世界ランク46位のダビドビッチ フォキナはトップ100プレーヤーに一度しか勝っていなかったが、このレッドクレーの大会ですべてが変わった。彼は世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、インディアンウェルズ優勝者で世界13位のテイラー・フリッツ(アメリカ)、世界29位のディミトロフらを退け、シングルスで初のツアー決勝進出をATPマスターズ1000大会でやってのけた。

 堅実なプレーで第1セットを先取したあと第2セットでは一時5-3とリードしながら追いつかれ、タイブレークの末にセットオールに持ち込まれたダビドビッチ フォキナは第3セットの出だしでサービスゲームを落として窮地に立たされた。彼は長かった第3ゲームをキープして1-2としたあとにメディカルタイムアウトを取り、治療後にフットワークとアグレッシブさを取り戻した。

 そこから2回連続でブレークしたダビドビッチ フォキナは5-3からのサービング・フォー・ザ・マッチをサービスゲームで締めくくり、勝利をもぎ取った。

「決勝に進めて本当にうれしい。これは夢の実現だ。子供の頃、僕はこの日を夢見ていた。これは夢であり、僕は本当に幸せだ。とダビドビッチ フォキナは試合後にコメントした。

「第2セットで僕はチャンスを擁していたが、そこであまりいいプレーができなかった。凄く硬くなってしまい、ただボールをコート内に入れている感じだった。タイブレークでも硬くなっていた。でも僕はトイレに行き、“僕は勝ちたい”と自分に言ったんだ」

「彼は第2セットで非常にいいスタートを切り、第3セットでもふたたびをブレークして3-0とするチャンスを手にしていたけど、あそこでキープできたことで頑張り続ける力を得たんだ」と試合後に苦しかった試合を振り返ったダビドビッチ フォキナは、「これで今、僕は決勝に至った。決勝を楽しみ、ベストを尽くすよ」と試合後の記者会見で語った。

「12月のプレシーズンから、僕たちはこのような瞬間のために多くの厳しい練習を積んできたんだ。僕は今季の出だしで勝てたはずの多くの試合で負けていた。でも僕はとにかく自分を駆り立て続け、自分を信じ続けた。成績は関係ない。とにかくすべての瞬間を楽しみ、すべてのボールに対してプレーするのみだ」

 ふたりはこれが2度目の対戦だったが、ダビドビッチ フォキナの2戦2勝となった。これまでツアー準決勝で3戦3敗だったダビドビッチ フォキナは、決勝に進出したことで大会後に更新されるATPランキングで27位に浮上する見込みで、もしタイトルを獲得すればトップ20入りすることできる。彼の過去最高順位は、昨年8月末にマークした32位となっている。

 ダビドビッチ フォキナは最終ラウンドで、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。ディフェンディング・チャンピオンで世界5位のチチパスはこのあとに行われた準決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-4 6-2で退けた。

 両者は昨年のモンテカルロ準々決勝と今年のロッテルダム1回戦で顔を合わせており、いずれもチチパスが勝者になっている。

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写真◎Getty Images

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