チチパスがズベレフをストレートで退けダビドビッチフォキナに対するタイトル防衛戦へ「可能な限り最高のテニスをしたい」 [モンテカルロ・マスターズ]

2022-04-17

海外ニュース

チチパスがズベレフをストレートで退けダビドビッチフォキナに対するタイトル防衛戦へ「可能な限り最高のテニスをしたい」 [モンテカルロ・マスターズ]

テニスマガジン編集部

著者をフォローする

記事を保存

写真はタイトル防衛にあと1勝と迫ったステファノス・チチパス（ギリシャ）（Getty Images）

全ての画像を見る

　ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」（ATP1000／モナコ・モンテカルロ／4月10～17日／賞金総額580万2475ユーロ／クレーコート）の男子シングルス準決勝で第3シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）が第2シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）を6-4 6-2で下し、タイトル防衛まであと一歩と迫った。

　ズベレフも断続的にパワフルなグラウンドストロークで応戦したが、試合を通して高いレベルでプレーしたチチパスが重要な瞬間をしっかり押さえてストレート勝ちをおさめた。前日の準々決勝で第12シードのディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）に死闘を強いられたチチパスだったが、この日は疲れている様子を見せなかった。

「よかったよ。（前日の）長い試合が僕にリズムを与えてくれたのかはわからないけど、今日はいいテニスをすることができた。今日のレベルには満足している。僕はプレーしている中でいい策をいくつか思いつくこともできていたしね」とチチパスは試合後にコメントした。

　チチパスは大会連覇をかけて、大舞台の経験値で大きく後れを取っている22歳のアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ（スペイン）と対戦する。ダビドビッチフォキナはこれに先立ち行われたもうひとつの準決勝で、グリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）を6-4 6-7(2) 6-3で倒して勝ち上がった。

　ここ1年で2度勝っている相手に対する決勝を見据えたチチパスは、「より難しい戦いになるだろう。彼はいい勢い、いいリズムに乗っている。彼とは以前に対戦したことがあるけど、いい相手だった。彼とは激しい戦いをしたよ。可能な限りしっかり準備するようにするつもりだ」と話した。

「彼が以前より上達していることはわかっている。そのことを頭に入れた上で、可能な限り最高のテニスをしたい」

次ページ　>　ロレックス・モンテカルロ・マスターズで決勝に進出を決めたディフェンディング・チャンピオンのチチパス選手