ジャバーとペグラがともにWTA1000大会で初の決勝進出 [マドリッド・オープン]

写真はジェシカ・ペグラ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月28日~5月7日/賞金総額657万5560ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第12シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)がジル・タイヒマン(スイス)を6-3 6-4で下して2019年8月以来のツアー2勝目に王手をかけた。

 ツアー大会のシングルスでペグラが決勝に進出したのは4度目だが、WTA1000レベルの大会ではこれが初めてとなる。ダブルスでは同胞のコリ・ガウフ(アメリカ)とペアを組み、2月のドーハでタイトルを獲得していた。

「タイヒマンは左利きで、凄くやり難い選手よ。リズムを掴めなかったから、本当に難しかったわ。第1セットの出だしは、恐らく彼女が少しナーバスになっていたおかげでいいスタートを切ることができたけど、今日はとにかくトリッキーだった」とペグラは試合を振り返った。

 サラ・ソリベス トルモ(スペイン)に対する準々決勝での勝利のおかげで、この日の苦しい時間帯も凌げたのだとペグラは説明した。

「あの試合を経験したおかげで、私はより辛抱強くなったわ。ふたり(ソリベス トルモとタイヒマン)はともに重いボールを打ち、ふたりとも私のバックハンド側に重いショットを集めようとしてくる。私はボールを無力化しようとして、焦り過ぎないよう心掛けた。サラとプレーしたことで、その点を頭に入れて置くことができたの」

 ペグラは最終ラウンドで、第8シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦する。ジャバーは予選勝者のエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-2 6-3で退け、WTA1000大会で初の決勝進出を決めていた。

「オンスは2年前に世界70位くらいで、私も同じくらいだった。だから私とオンスが決勝で当たるなんて、かなりクレイジーだわ。それは決意をもってハードワークを積んで毎週毎週プレーして上達するために努力することで、自分自身が信じてさえいればトップにいけるのだということを示している。私たちふたりにとって素晴らしいことよ。私にとって大きな意味があることだわ」とペグラはジャバーとの決勝についてコメントした。

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写真◎Getty Images

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