ジャバーが1-6 2-5からサカーリに逆転勝利、準決勝でカサキナと対決 [イタリア国際]

写真はオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~15日/賞金総額252万7250ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第9シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が第4シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を1-6 7-5 6-1で倒してベスト4に進出した。

 前週のマドリッドで優勝していたジャバーは、この勝利で連勝数を「10」に伸ばした。この日のジャバーは一時1-6 2-5と絶体絶命の危機にさらされていたが、そこから大逆転劇を演じた。

「(第2セット)2-5になったとき、私は頭の中で『この素晴らしい約3週間を、こんなふうに終えることはできない』と自分に言ったの。それが反撃開始のきっかけになった。最終的に勝つことができて、本当にうれしいわ」とジャバーは試合後に明かした。

「マリアとの対戦は簡単じゃないわ。彼女がハードヒットしてくることはわかっていた。最初は自分のリズムを見つけることができなかったけど、少し経験を積んだおかげで勝つことができたの」

 ジャバーは準決勝で、ダリア・カサキナ(ロシア)と顔を合わせる。カサキナは6-4 3-2とリードした時点でジル・タイヒマン(スイス)が左腿のケガを理由に棄権したため、試合を完了せずして勝ち上がりを決めた。

「セットごとにプレーがよくなっていったわ。コートでの感覚は凄くいい感じよ。常に正しい判断ができている訳ではないかもしれないけど、全体的に自分のプレーには満足している」とカサキナは振り返り、手応えを口にした。

 両者の対戦成績は3勝2敗でジャバーがかろうじてリードしており、直近では先月のシュツットガルト2回戦でジャバーが6-3 6-3で勝っていた。

「ジャバーはここ10試合に連続で勝っているから、彼女がちょっとばかり疲れていることを願っているわ」とカサキナは微笑みを浮かべながら話した。

「準決勝なのだから、皆が残った力を振り絞ってくる。間違いなく、厳しい戦いになるでしょうね」

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写真◎Getty Images

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