前年準優勝のチチパスが2セットダウンの危機を乗り越え初戦負けを回避 [フレンチ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が2セットダウンと追い込まれながらもロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を5-7 4-6 6-2 6-3 6-2で倒した。試合時間は3時間34分。

 ロラン・ギャロスに6年連続出場となる23歳のチチパスは、昨年の大会でグランドスラム自己最高の準優勝をマーク。決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)から2セットを先取したが、そこから反撃されて7-6(6) 6-2 3-6 2-6 4-6で逆転負けを喫していた。

 今季のクレーコートシーズンでここまで4大会に参戦したチチパスは4月のモンテカルロ(ATP1000)で2連覇を達成し、2週間前のローマでは決勝に進出してジョコビッチに敗れていた。

 チチパスは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したルカ・プイユ(フランス)を6-3 4-6 7-5 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のズデネク・コラーシュ(チェコ)と対戦する。

 そのほかの試合では第11シードのヤニク・シナー(イタリア)、第12シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、ユーゴ・ガストン(フランス)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)、マルコ・チェッキナート(イタリア)、ワイルドカードで出場したジル・シモン(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第16シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がシモンに4-6 4-6 6-4 6-4 4-6で、第19シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)はガストンに6-4 2-6 3-6 6-0 6-7(4-10)で競り負け、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○77マルコ・チェッキナート(イタリア)4-6 4-6 6-0 7-5 6-0 ●78パブロ・アンドゥハル(スペイン)

○80ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[12] 7-5 6-2 7-5 ●79ジュリオ・ゼッピエリ(イタリア)[Q]

○87ユーゴ・ガストン(フランス)4-6 6-2 6-3 0-6 7-6(10-4) ●88アレックス・デミノー(オーストラリア)[19]

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○94ズデネク・コラーシュ(チェコ)[Q] 6-3 4-6 7-5 6-4 ●93ルカ・プイユ(フランス)[WC]

○96ステファノス・チチパス(ギリシャ)[4] 5-7 4-6 6-2 6-3 6-2 ●95ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)

○109ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)7-6(5) 6-1 3-6 2-6 6-3 ●110オスカー・オッテ(ドイツ)

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○112ヤニク・シナー(イタリア)[11] 6-3 6-2 6-3 ●111ビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)[Q]

○114ジル・シモン(フランス)[WC] 6-4 6-4 4-6 1-6 6-4 ●113パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[16]

○116スティーブ・ジョンソン(アメリカ)6-7(4) 7-6(4) 6-3 6-2 ●115イリ・ベセリ(チェコ)

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写真◎Getty Images

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