ガウフが2年連続でロラン・ギャロス準々決勝へ「クレーコートは私のテニスに合ってる」 [フレンチ・オープン]

写真は2年連続で8強入りを決めた18歳のコリ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で第18シードのコリ・ガウフ(アメリカ)が第31シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 6-0で退け、2年連続でベスト8に進出した。

 2018年にはジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つガウフは準々決勝で、自国の先輩でもあるスローン・スティーブンス(アメリカ)と対戦する。2018年大会準優勝者のスティーブンスは第23シードのジル・タイヒマン(スイス)を6-2 6-0で下し、3年ぶりとなるグランドスラム8強の舞台に戻ってきた。

 この日の試合で特に第2セットで故障上がりのメルテンスを寄せ付けなかったガウフは6度のブレークに成功し、折を見てネットに出てはポイントを奪った。

「試合をするたびにどんどんよくなっていると感じている。今日は厳しい瞬間もあったけど、競り勝って危機から抜け出すことができたしね。本当に、試合をするたびに進歩していると感じるわ」とガウフは試合後にコメントした。

「コートの上で自信を感じている。クレーコートは私のテニスに適していると感じているわ。今年のクレーコートシーズンでここまでにプレーした大会でいくつかいい試合もあったけど、それほど目覚ましいものではなかった。私はその経験から多くを学んだと感じている。負けた試合から教訓を得て、そのような厳しい試合から学んだことで上達したところを証明できていると思うの」

 2年連続で準々決勝に進出したガウフにとって、ベスト8は今のところグランドスラム大会における最高の戦績となる。彼女がもう一歩先まで進むには、次の試合で同胞のスティーブンスを倒す必要がある。ガウフはスティーブンスと昨年のUSオープン2回戦で顔を合わせ、その際にはスティーブンスがストレートで勝っていた。

「前回彼女(スティーブンス)と対戦したとき、私は物凄くナーバスになっていた。それは相手がスローンだからじゃなく、場所がアーサー・アッシュ・スタジアムでアメリカ人対決だったからなの。あの試合で多くの人々が私に期待していたと思うわ」とガウフは試合後の記者会見で語った。

「今回の私は、他のどの試合とも同じようにその試合にアプローチするつもりよ。あの試合を振り返り、そこから何を学べるか見てみなければいけないわね」

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写真◎Getty Images

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