トップ8シードの一角を崩した19歳ルーネが準々決勝へ快進撃、前年準優勝者チチパスから金星 [フレンチ・オープン]

写真はトップ8シードの一角を崩した19歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、19歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)が前年の準優勝者で第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を7-5 3-6 6-3 6-4で倒す番狂わせを演じてベスト8進出を果たした。試合時間は3時間1分。

 3度目のグランドスラム大会出場となるルーネは、これまで本戦で1勝も挙げたことがなかった。彼は2019年大会でジュニアの部に参戦し、タイトルを獲得していた。

 この結果でルーネは、トップ10プレーヤーに対する戦績を2勝2敗とした。ルーネはツアー初優勝飾った今月初めのミュンヘン(ATP250/クレーコート)で、世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)にストレートで勝っていた。

 ともにパトリック・ムラトグルー氏のテニスアカデミーで練習を積むふたりだが、公式戦で対戦したのはこれが初めてだった。今季のクレーコートシーズンでここまで4大会に参戦したチチパスは4月のモンテカルロ(ATP1000)で2連覇を達成し、2週間前のローマでは決勝に進出してジョコビッチに敗れていた。

 今大会でのルーネは1回戦で第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-1 7-6(4)で、2回戦でヘンリー・ラクソネン(スイス)を6-2 6-3 6-3で、3回戦ではユーゴ・ガストン(フランス)を6-3 6-3 6-3で破って16強入りを決めていた。

 ルーネは次のラウンドで、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは4回戦で、第12シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-2 6-3 3-6 6-3で下しての勝ち上がり。

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写真◎Getty Images

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