トレビザンが粘るフェルナンデスを突き放し、2年前を上回るベスト4進出 [フレンチ・オープン]

写真はマルチナ・トレビザン(イタリア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝でマルチナ・トレビザン(イタリア)が第17シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-2 6-7(3) 6-3で振りきり、ノーシードからベスト4に駆け上がった。試合時間は2時間21分。

 第2セット5-4からマッチポイントがありながらキープできなかったトレビザンはもつれ込んだタイブレークを落としてセットオールに追いつかれ、5-1とリードした第3セットでもひとつブレークを返されたが、3度目のサービング・フォー・ザ・マッチでようやく試合を締めくくった。

 ロラン・ギャロスに3年連続出場となる28歳のトレビザンは、秋に開催された2020年大会でグランドスラム自己最高のベスト8をマーク。昨年は1試合を勝ち上がったあと、2回戦でソラナ・シルステア(ルーマニア)に4-6 6-3 4-6で敗れていた。大会前週のラバト(WTA250/クレーコート)でツアー初優勝を飾ったトレビザンは、連勝を「10」に伸ばした。

 両者は今回が初対戦。昨年のUSオープンUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で準優勝を飾った19歳のフェルナンデスは、2019年大会ではジュニアの部でチャンピオンに輝いていた。

 今大会でのトレビザンは1回戦でハリエット・ダート(イギリス)を6-0 6-2で、2回戦でマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-3 6-2で、3回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のダリア・サビル(オーストラリア)を6-3 6-4で、4回戦ではアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を7-6(10) 7-5で破って8強入りを決めていた。

 トレビザンは準決勝で、第18シードのコリ・ガウフ(アメリカ)とスローン・スティーブンス(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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