日本人対決の準決勝はレジェンド国枝慎吾が16歳の小田凱人に勝利 [フレンチ・オープン車いすの部]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の車いす男子シングルス準決勝で、第2シードの国枝慎吾(ユニクロ)が16歳の小田凱人(東海理化)との日本人対決を6-2 6-1で制して4年ぶりの優勝に王手をかけた。試合時間は1時間14分。
ロラン・ギャロスに15年続出場となる38歳の国枝は、これまでにシングルスのタイトルを7度(2007年~10年、14年~15年、18年)獲得。2018年以来の王座奪還を目指していた昨年は、決勝でアルフィー・ヒュウェット(イギリス)に3-6 4-6で敗れていた。
1回戦をBYEで免除されていた国枝は、前日に行われた準々決勝でステファン・ウッデ(フランス)を6-3 6-2で破って4強入りを決めていた。
国枝は最終ラウンドで、第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦する。フェルナンデスは準決勝で、第1シードのヒュウェットを6-1 6-1で下しての勝ち上がり。
昨年4月に史上最年少(14歳11ヵ月14日)でITFジュニアランキングで1位となった小田は一般の世界ランク9位ながらドローが拡大した今大会でグランドスラム初出場(男子最年少)を果たし、ニコラ・パイファー(フランス)と第4シードのゴードン・リード(イギリス)に勝って準決勝に辿り着いていた。
車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各12ドロー&男女ダブルス各6ドローで争われる。
写真◎Getty Images
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