「目標はナダルやフェデラーのように復帰すること」ズベレフの復帰について兄でコーチのミーシャ

2022年4月13日、モンテカルロでアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)の試合を観戦するミーシャ・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 フレンチ・オープン準決勝で右足首の靭帯を3本断裂して手術を受けたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/以下、サーシャ)について、兄で現在弟のコーチも務めるミーシャ・ズベレフ(ドイツ)が語った。

「僕らは、回復までの時間を設定しないつもりだ。もし全治1ヵ月、2ヵ月と具体的な日程を決めてしまうと、毎日カウントダウンしながら間に合うのかどうか不安な日々を送ることになってしまう。そして予定よりも遅れたら、気持ちが落ち込むだろう。逆に5~6ヵ月かかると宣言してしまうと、あまりに長い期間で気持ちが切れてしまう。だから今回、具体的な復帰の目標を決めずにリハビリに取り組む」

「僕らが見るのは足の状態、サーシャのフィジカル面でどういう状態なのか。そして100%の状態に戻ったときに初めて復帰する。よくない状態で復帰して、パフォーマンスが落ちる事態は避けたい。ラファエル・ナダル(スペイン)やロジャー・フェデラー(スイス)が最高のお手本だ。彼らは大きなケガから復帰してグランドスラム大会で優勝した。サーシャもそれと同じことを目指している。つまり100%の状態で復帰して、以前よりも強くなってコートに戻ってくるということだ」

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写真◎Getty Images

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