ダビドビッチ フォキナがデミノーを倒して8強入り [ATPロンドン]

写真はアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月13~19日/賞金総額227万5275ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)がアレックス・デミノー(オーストラリア)を4-6 6-4 7-5で倒してベスト8に進出した。

「第1試合でプレーするのは常に難しい。芝は滑るし、フィジカル的に強くなければならない。そして試合に勝っているときには、自分により自信を持つことができる。このアレックスに対する勝利は僕にさらに大きな自信をもたらしてくれたよ」と23歳のダビドビッチ フォキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

 この試合でのダビドビッチ フォキナは、そのダイナミックなプレーで観客たちを楽しませた。彼は何度か芝の上で滑るなど少なからず苦労していたが、直面した10度のブレークポイントのうち8つを凌ぎ、手にした3つのブレークポイントをすべてものにした事実が見せる通り、大事なポイントでよりよいプレーをした。

「グラスコートでは、文字通りすべてのポイントに集中しなくてはならない。ゲームは本当にあっという間に手からこぼれ落ちかねないからだ。それにアレックスはグラスコートで非常に優秀な選手だ。でも僕にもチャンスがあるとわかっていたから、とにかく毎ポイントに集中しなければならなかった。勝てて本当にうれしいよ」とダビドビッチ フォキナは振り返った。

 ダビドビッチ フォキナは次のラウンドで、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6(5) 6-3で破って勝ち上がったボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)と対戦する。

 1セットオールになった時点で日没のため中断していた試合ではトミー・ポール(アメリカ)が第6シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-4 2-6 6-4で振りきり、スタン・ワウリンカ(スイス)に対する2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を7-6(6) 7-5で、予選勝者のエミル・ルースブオリ(フィンランド)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した20歳のジャック・ドレイパー(イギリス)を6-2 7-6(2)で下し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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