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2022-06-19

海外ニュース

世界1位メドベージェフが今季初優勝に王手、相手はツアー決勝4戦全勝のフルカチュ [ATPハレ]

テニスマガジン編集部

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写真はホベルト・フルカチュ（ポーランド）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦の「テラ・ウォルトマン・オープン」（ATP500／ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ／6月13～19日／賞金総額227万5275ユーロ／グラスコート）の男子シングルス準決勝で、第1シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）が地元選手のオスカー・オッテ（ドイツ）を7-6(3) 6-3で下して今季初優勝に王手をかけた。

　昨年の同大会では1回戦負けを喫していたメドベージェフだが、それ以来グラスコートでは14勝2敗となかなかの成績を誇っている。

「昨年のハレではいいプレーができなかったら、今年はレベルを上げることができてうれしいよ。いつも言っているように、僕はグラスコートでプレーするのが大好きなんだ。だから特にグラスコート最高峰大会のひとつで決勝に進出する力があるのだということを自分に証明できたことをうれしく思う。そしてもちろん、明日を楽しみにしている」とメドベージェフは試合後にコメントした。

　第2セットでレベルを上げたことについて、「試合の出だしはあまりいいプレーができていなかった。たくさんのショットをミスしていた。サービスはそれほど悪くはなかったけど、とにかくミスが多過ぎたね。でも第1セット終盤、特にタイブレークでその傾向を変えることができた。僕がミスを減らしてよりアグレッシブにプレーし、深いボールを入れ始めたのはそのときだった」とメドベージェフは分析した。

　メドベージェフは決勝で、ワイルドカード（主催者推薦枠）を得て参戦したニック・キリオス（オーストラリア）を4-6 7-6(2) 7-6(4)で破って勝ち上がった第5シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）と対戦する。

　激戦を僅差で制したフルカチュは、「勝敗を分けたのは1～2ショットだった。もの凄く競っていたよ。ニックは本当に素晴らしいプレーをしていた。彼は本当にいい選手で、スーパータフな試合だった。ニックのような凄いサーバーが相手のときは、とにかくラケットに当てて返そうとするだけだ。ひとつ返すだけで違いが生まれることがあるからね」と試合を振り返った。

　ツアー決勝で4戦全勝のフルカチュは、「決勝でプレーするなら、誰だって大きなトロフィーを獲りたいものだ。大会最後の試合でプレーするというのは常にエキサイティングだ」と次戦を見据えた。

「僕はグラスコートでのプレーが好きなんだ。もちろんダニールは世界ナンバーワンで、僕は世界1位の選手にまだ勝ったことがない。厳しい試合になると思うけど、できる限り楽しんでいいプレーがしたい」

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写真◎Getty Images

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