チチパスがグラスコートで初の決勝進出「いい試合だった」 [マヨルカ選手権]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月19~25日/賞金総額95万1745ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がバンジャマン・ボンジ(フランス)を6-4 6-4で下して今季2勝目に王手をかけた。

 ふたりは前週にハレの1回戦で顔を合わせたばかりでチチパスがフルセットで勝っていたが、彼は次のラウンドでニック・キリオス(オーストラリア)に敗れていた。チチパスがツアー大会で決勝に進出したのはこれが21回目だが、グラスコートでは初めてとなる。

 この結果でチチパスは、今季の男子ツアーで最多となるマッチ39勝目を挙げた。彼はモンテカルロ・マスターズで優勝し、ロッテルダムとローマで決勝に進出していた。この試合でいいフットワークを見せたチチパスは攻撃的なフォアハンドでラリーの主導権を握り、重要な場面でメンタル的に揺るがなかった。

「いい試合だった。今日は凄く満足だよ。以前にもグランドスラム大会の1週間前に決勝をプレーしたことがある。それは僕がフレンチ・オープンで決勝に進出した年のリヨンだった。あの決勝をプレーし、試合の一貫性を手に大会に臨んだことがうまく機能したんだ。今回は違うサーフェスでのことだから、まあどうなるか見てみよう」とチチパスはオンコートインタビューで語った。

 チチパスは決勝で、予選勝者のアントワーヌ・ベリエ(スイス)を7-6(5) 6-2で破って勝ち上がった第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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