チチパスがグラスコートで初のタイトル獲得「信じられないようなバトルだった」 [マヨルカ選手権]
ATPツアー公式戦の「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月19~25日/賞金総額95万1745ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-4 3-6 7-6(2)で倒して今季2勝目を挙げた。
チチパスがATPツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは9度だが、グラスコートでは初めてとなる。
流れが行き来したスリル溢れる決勝で、チチパスは第3セット5-3から自分のサービスゲームを迎えながらブレークバックを許してタイブレークにもつれ込んだが、落ち着きを保ち重要なポイントで強さを見せて勝利をものにした。
「僕はクレーコートでよりも長い試合をグラスコートでプレーしているようだね」とチチパスは試合後のオンコートインタビューでジョークを言った。
「信じられないようなバトルだった。誰にとっても敗戦に対処するのは難しいとわかっているけど、僕たちがこのようなハイレベルで戦い、テニスというスポーツを極限までお見せできるというのは素晴らしいことだと思う」
この結果でチチパスは、今季の男子ツアーで最多となるマッチ40勝目を挙げた。一方のバウティスタ アグートは、2月のドバイに続く今季ふたつ目のタイトルを目指していた。
表彰式でチチパスは、「ロベルトの決勝までの進撃を称えたい。あなたはツアーでもっともタフな競技者のひとりであり、僕が対戦した中でもっとも厳しい相手のひとりだ。このようにレベルと強度の高い上質なテニスを生み出していることに対し、僕は大きな敬意を払っている」とバウティスタ アグートに言葉を送った。
「あなたはこのスポーツのために、特にトッププレーヤーに対して多くの素晴らしいことをやり、その力を繰り返し証明し続けている。素晴らしい週に賛辞を送りたい。僕らが決勝でこのようないい戦いができたことをとてもうれしく思っている」
これに先立ち行われたダブルス決勝では、ラファエル・マトス(ブラジル)/ダビド・ベガ エルナンデス(スペイン)がアリエル・ベアル(ウルグアイ)/ゴンサロ・エスコバル(エクアドル)とのノーシード対決を7-6(5) 6-7(6) [10-1]で制してコンビ2勝目を挙げた。
写真◎Getty Images
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