アルカラスが4時間を超える苦闘の末に2回戦へ「僕は試合を大いに楽しんだ!」 [ウインブルドン]

写真はセットカウント1-2と追い込まれながらもフルセットの末に初戦を突破したカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がセットカウント1-2と追い込まれながらもヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に4-6 7-5 4-6 7-6(3) 6-4で競り勝ち、やっとのことで初戦負けを回避した。

 4時間11分を要する死闘だったが、「試合を大いに楽しんだよ」とアルカラスは試合後に語った。

「4時間に渡る素晴らしいバトルだった。僕にとって、グラスコートでプレーするっていうのは本当に美しいことだ。グラスコートでのプレーは好きだよ。プレーはまだ少し改善する必要があると思うけど、今日のレベルには満足している」

 初出場だった昨年は2回戦でダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れていたアルカラスは今季に入って格段に評価を上げたものの、「僕は自分がこの大会の優勝候補であるとは見なしていないから、プレッシャーは感じていない」と試合後の記者会見で話した。

「もちろんいいプレーをすれば大会に勝つレベルにはあると思うけど、グラスコートでの経験が豊富な選手たちが大勢いる。だからプレッシャーは感じてないよ」

 一方で足のケガのため少しの間ツアーを離れていたストルフは、敗れはしたがこの日の目覚ましいプレーでベストの調子に戻りつつあるところを示して見せた。

 アルカラスは次のラウンドで、ファビオ・フォニーニ(イタリア)を5-7 7-5 6-3 6-4で破って勝ち上がったタロン・グリークスプア(オランダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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