今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦6月27日～7月10日／グラスコート）の男子シングルス2回戦で、第2シードのラファエル・ナダル（スペイン）がリカルダス・ベランキス（リトアニア）を6-4 6-4 4-6 6-3で退けベスト32に進出した。試合時間は3時間2分。

　ウインブルドンに3年ぶり15回目の出場となる36歳のナダルは、2008年と10年にタイトルを獲得。前回プレーした2019年は、準決勝でロジャー・フェデラー（スイス）に6-7(3) 6-1 3-6 4-6で敗れていた。

　今シーズンのナダルは足のケガを抱えながらも1月のオーストラリアン・オープン（オーストラリア・メルボルン）と6月のフレンチ・オープン（フランス・パリ／クレーコート）を制し、フェデラーとノバク・ジョコビッチ（セルビア）に2つ差をつける男子最多のグランドスラム22勝目をマークした。

　ナダルは次のラウンドで、ユーゴ・ガストン（フランス）を7-6(4) 6-4 6-4で破って勝ち上がった第27シードのロレンツォ・ソネゴ（イタリア）と対戦する。

　そのほかの試合では第19シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）、第29シードのジェンソン・ブルックスビー（アメリカ）、クリスチャン・ガリン（チリ）、ブランドン・ナカシマ（アメリカ）、ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したリアム・ブローディ（イギリス）が3回戦に駒を進めたが、残り2試合は日没順延となった。

　第12シードのディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）がブローディに2-6 6-4 6-0 6-7(6) 1-6で、前年に4強入りした第13シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）はナカシマに2-6 6-4 1-6 6-7(6)で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）

男子シングルス2回戦｜主な試合結果

○66クリスチャン・ガリン（チリ）6-3 6-1 6-1 ●68ユーゴ・グルニエ（フランス）[LL]

○72ジェンソン・ブルックスビー（アメリカ）[29] 7-6(3) 7-5 6-3 ●70バンジャマン・ボンジ（フランス）

○73アレックス・デミノー（オーストラリア）[19] 5-7 7-6(0) 6-2 6-3 ●76ジャック・ドレイパー（イギリス）

○77リアム・ブローディ（イギリス）[WC] 6-2 4-6 0-6 7-6(6) 6-1 ●80ディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）[12]

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○83ブランドン・ナカシマ（アメリカ）6-2 4-6 6-1 7-6(6) ●81デニス・シャポバロフ（カナダ）[13]

98マキシム・クレッシー（アメリカ）4-6 4-6 順延 100ジャック・ソック（アメリカ）[Q]

101デニス・ノバク（オーストリア）[Q] 3-6 4-6 4-5 順延 103ジェイソン・クブラー（オーストラリア）[Q]

○128ラファエル・ナダル（スペイン）[2] 6-4 6-4 4-6 6-3 ●126リカルダス・ベランキス（リトアニア）