ともにストレート勝利のバドーサとクビトバが3回戦でマッチアップ [ウインブルドン]

写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、パウラ・バドーサ(スペイン)とペトラ・クビトバ(チェコ)がぶつかることになった。

 第4シードのバドーサがイリナ・バラ(ルーマニア)を6-3 6-2で下し、ウインブルドン優勝歴2回で第25シードのクビトバはアナ・ボグダン(ルーマニア)を6-1 7-6(5)で退けた。

 2010年から2014年までウインブルドンで常に最低でもベスト8に進出していたクビトバだが、このところの成績はそれほど芳しくない。しかしクビトバは前週のイーストボーンで優勝し、グラスコートでの連勝を「7」に伸ばした。

 ふたりは2020年オーストラリアン・オープンの2回戦で一度対戦しており、そのときはクビトバが7-5 7-5で勝っている。

 快調に6-1 5-1と突っ走ったあとに第2セットをタイブレークに持ち込まれたクビトバは最終的にストレートで勝利を決めたあと、「複雑な心境だわ。6-1 5-2までは素晴らしかったと思う。だけど突然、そこまでのプレーで疲労困憊な状態になってしまったの。表現しがたい事態だったわ。少し硬くなってしまい、彼女の思い切りが少しよくなった。彼女はミスせず、試合を終わらせるのが凄く難しかった」と振り返った。

「第3セットに持ち込まれてしまうのではと本当に思ったし、タイブレークにさえいけないんじゃないかと感じていたの。でも最終的にやってのけた。セットポイントではサービスが助けてくれた。今も酷い疲労を感じている。勝利で終えることができて本当によかったわ」

 一方のバドーサはスコアが見せるよりもずっと厳しい戦いを強いられたが、強力なサービスとやや打ち過ぎだった相手のミスにも助けられてストレートで試合を終わらせた。競り合っていたセット中盤にブレークしたあとはバドーサが優位に立ち、最後の18ポイントのうち15本を取って堂々と試合を締めくくった。

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写真◎Getty Images

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