「今夜はワインが必要だ!」準々決勝進出のキリオス [ウインブルドン]

ウインブルドン4回戦でブランドン・ナカシマ(アメリカ)を倒したニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス4回戦でニック・キリオス(オーストラリア)がブランドン・ナカシマ(アメリカ)を4-6 6-4 7-6(2) 3-6 6-2で破り、オンコートインタビューで語った。

「まず、ブランドンを称えたい。まだ20歳なのに物凄い選手だ。これから間違いなく、特別なことを成し遂げるだろう。俺自身は最高のパフォーマンスではなかったが、それでもファイトして勝ち抜くことができてスーパーハッピーだ。観衆は本当に素晴らしかった。今日もここは特別な雰囲気だった」

肩に痛みがあり、何度も治療を受けていた。

「この1ヵ月半、たくさんテニスをプレーしたからだ。我慢して戦えた。第4セットで自分の調子はよくなり、彼のレベルが落ちてきた。ウインブルドンでは5セットマッチで負けたことがなかったから、それを自分に言い聞かせた。これまでと同様、勝ち抜くことができた」

準々決勝はオージーの仲間、アレックス・デミノー(オーストラリア)ではなく、クリスチャン・ガリン(チリ)となった。最終セットタイブレークの激闘だった。

「正直、デミノーと戦うのを物凄く楽しみにしていた。彼は長くオーストラリアを代表して戦ってきた。今日、俺がコートに立ったときデミノーが2セットアップだったから、彼との対戦になると思っていた。でも、今はそのことは考えない。今夜は取り敢えずグラス一杯のワインが必要だ」

2014年、19歳で初めて出場したとき以来の準々決勝となった。

「もちろんそのときのことは覚えている。まだ19歳で出場したのに、グレーテスト・オブ・オール・タイムのラファエル・ナダル(スペイン)を倒したんだ。忘れられない思い出だ。ブランドンも今大会が初めてか2度目で、あまり経験がないはずだ。俺はこれまでの経験が自分を勝利に導いてくれた」

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写真◎Getty Images

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