パーセルがエブデンとのダブルスでグランドスラム初優勝、第5セット10ポイントタイブレークの末に決着 [ウインブルドン]

写真は男子ダブルスで優勝を飾ったマシュー・エブデン(オーストラリア/左)とマックス・パーセル(オーストラリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子ダブルス決勝で、第14シードのマシュー・エブデン/マックス・パーセル(ともにオーストラリア)が第2シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)に7-6(5) 6-7(3) 4-6 6-4 7-6(10-2)で競り勝ちチャンピオンに輝いた。試合時間は4時間11分。

 グランドスラム大会では34歳のエブデンが2012年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でジャルミラ・ガジョソバ(オーストラリア)とのペアでミックスダブルスを制した実績を持っていたが、24歳のパーセルは初のタイトル獲得となった。

 パーセルとエブデンのコンビは、今大会が11回目のダブルス出場。1月の全豪では決勝でタナシ・コキナキス/ニック・キリオス(ともにオーストラリア)に敗れたが、ペア結成4戦目だった4月のヒューストン(ATP250/クレーコート)で1勝目を挙げていた。

 エブデンはサマンサ・ストーサー(オーストラリア)と組んで参戦したミックスダブルスでも決勝に進出したが、第7シードのニール・スクプスキー(イギリス)/デザレー・クラブチェク(アメリカ)に4-6 3-6で敗れて準優勝に終わっていた。

 今大会でのエブデン/パーセルは1回戦でアンドレ・ヨーランソン(スウェーデン)/マクラクラン勉(イカイ)を6-7(5) 4-6 6-3 6-4 7-6(10-6)で、2回戦でヨラン・フリーゲン(ベルギー)/ジャクソン・ウィズロウ(アメリカ)を6-4 6-7(2) 4-6 7-6(3) 6-4で、3回戦で第3シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/スクプスキーを7-5 6-4 3-6 4-6 7-5で、準々決勝で第7シードのジョン・ピアース(オーストラリア)/フィリップ・ポラセク(スロバキア)を6-4 6-4 6-2で、準決勝では第1シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)を3-6 6-7(1) 7-6(9) 6-4 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 メクティッチ/パビッチはグラスコートの前哨戦3大会連続優勝を飾ってマッチ17連勝で2連覇に王手をかけていたが、あと一歩届かなかった。準決勝で負傷したレフティーのパビッチは、骨折した右手首をテーピングで保護して決勝を戦っていた。

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写真◎Getty Images

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