ブブリクがマレーとの今季4度目の対決に勝利、準決勝の相手はクブラーに決定 [名誉の殿堂オープン]

写真はアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「インフォシス名誉の殿堂オープン」(ATP250/アメリカ・ロードアイランド州ニューポート/7月11~17日/賞金総額66万5330ドル/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した第6シードのアンディ・マレー(イギリス)を7-5 6-4で倒してベスト4に進出した。

「ふたたび準決勝に戻ってこれてうれしいよ。僕はここの準々決勝で一度も負けたことがないんだ」とブブリクは試合後のオンコートインタビューで笑みを浮かべながら語った。今大会に3度目の出場となるブブリクは2019年に準優勝を飾り、昨年は4強入りしていた。

「僕は1週間だけのためにここに来たから頑張らないとね。プレーに没頭し、可能な限り多くの試合ができるように努力するよ」

 ふたりはこの日を含めて今季だけで4度対決しており、ストレート負けを喫したシュツットガルトの雪辱に成功したブブリクは2勝2敗としたがキャリア全体では3勝2敗でマレーがリードしている。

 強力なサービスを軸にグラウンドストロークでマレーを振り回したブブリクはラリーの主導権を握り、5-5からブレークして第1セットを先取した。お互いにサービスゲームを落として始まった第2セットはブブリクがピンチを凌いだ末にキープして3-3としたあとの第7ゲームで2度目のブレークに成功し、最後までリードを守りきった。

 敗れはしたがマレーは準々決勝に進出したことでランキングを少し上げ、週明けにはふたたびトップ50に返り咲く見込みとなっている。マレーは今季19勝11敗で、グラスコートでの戦績は7勝3敗となった。

 ブブリクは準決勝で、第8シードのジェームズ・ダックワース(オーストラリア)との同胞対決を7-5 7-6(3)で制して勝ち上がったジェイソン・クブラー(オーストラリア)と対戦する。

「今日は僕にとって、とてもいいメンタル的な勝利だった。僕はこれまでメンタル面に多くの努力をつぎ込んできた。試合を通して一貫性、安定性を保てたことに満足している」とクブラーは試合後にコメントした。

 先のウインブルドンで4回戦に進出し、29歳にしてグランドスラム自己最高成績をおさめたクブラーは今大会の2回戦で第1シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)から殊勲の勝利を挙げていた。

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写真◎Getty Images

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