ティームが母国の大会で1回戦をクリア「物凄くナーバスになっていた」 [ジェネラリ・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ジェネラリ・オープン」(ATP250/オーストリア・チロル州キッツビューエル/7月25~30日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、同国のスターでもあるドミニク・ティーム(オーストリア)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)を6-4 6-2で下してホームファンからの拍手喝采を浴びた。

 11年前のこの大会でATPツアー本戦デビューを飾ったティームは重要なポイントでより聡明にプレーし、お互いにハードヒットし合う激しい試合を制した。

「僕は物凄くナーバスになっていた。ここ数週間は日に日にプレーがよくなってきていたけど、僕はまだすべてが自然に進んでいた2~3年前にような状態じゃない。僕の目標はいいテニスをして、ここの素晴らしい観客たちにいいショーを見せることだった。そうすることができて本当にうれしいよ」とティームは試合後のオンコートインタビューで語った。

「長いラリーのある非常に厳しい試合だった。お互いに信じられないようなペースで打ち合った。僕はここキッツビューエルでいいスタートを切れたことに満足している。コートに足を踏み入れたとき、ファンで埋め尽くされたセンターコートの素晴らしい雰囲気の中で多くの思い出が蘇った。現実離れしているような感じがして、興奮で鳥肌が立ったよ。今夜は勝てて超幸せだ」

 ケガによる長期離脱でランキングが落ちたためプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場したティームは次のラウンドで、第10シードのリシャール・ガスケ(フランス)を1-6 7-5 7-5で破って勝ち上がった予選勝者のセバスチャン・オフナー(オーストリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第7シードのペドロ・マルチネス(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニコラス・ジャリー(チリ)を7-6(4) 6-3で退け、パブロ・アンドゥハル(スペイン)が第9シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に6-4 3-6 7-6(4)で競り勝ち、ヤニック・ハンフマン(ドイツ)は6-4 1-1とリードした時点で予選勝者のジェラルド・メルツァー(オーストリア)が右脚のケガを理由に棄権したためそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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