母国でのタイトル防衛に挑んだクレイチコバが2回戦で日比野菜緒に逆転負け、17歳ノスコバは第5シード撃破で8強入り [プラハ・オープン]

写真はシドニー・テニス・クラシックでのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(WTA250/チェコ・プラハ/7月25~31日/賞金総額25万1750ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)の日比野菜緒(ブラス)に6-3 6-7(5) 3-6で逆転負けを喫した。

 第1セットを先取したクレイチコバは第2セット5-3のサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックを許し、タイブレークの末にセットオールに追いつかれた。第3セット第1ゲームでブレークしながら直後に追いつかれたクレイチコバは3-4からサービスゲームを落とし、次のゲームで4つのブレークポイントを生かせず2度目のマッチポイントをものにした日比野が2時間47分の熱戦を締めくくった。

 昨年の同大会決勝でテレザ・マルティンコバ(チェコ)との地元勢対決を6-2 6-0で制してツアー4勝目を挙げたクレイチコバは肘のケガに悩まされて3回戦敗退に終わった2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)のあとに戦線を離脱し、復帰後はシングルスで5勝6敗と苦戦が続いている。

 昨年4月のチャールストン(WTA250/クレーコート)以来となるツアー8強入りを決めた日比野は次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した17歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。

 今大会までツアーレベルで未勝利だったノスコバは第5シードのアリゼ・コルネ(フランス)を7-5 1-6 7-6(7)で倒す番狂わせを演じ、2週間前のヴェルスモルト(W100/クレーコート)から続けている連勝を「7」に伸ばした。

 そのほかの試合では第1シードのアネット・コンタベイト(エストニア)がワイルドカードで出場したルーシー・ハブリコバ(チェコ)を6-4 6-3で下し、第7シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)はジュ・リン(中国)を6-4 7-6(8)で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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