バウティスタ アグートが今季2勝目に王手、もうひとつの準決勝は土壇場で雨により順延 [ジェネラリ・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ジェネラリ・オープン」(ATP250/オーストリア・チロル州キッツビューエル/7月25~30日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が第5シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)との同胞対決を6-3 7-6(3)で制して今季2勝目に王手をかけた。

 6-3 5-2とリードしたバウティスタ アグートは、今季3度目の決勝に向けて快調に突き進んでいるように見えていた。そこから奮起したラモス ビノラスが反撃を開始したが、バウティスタ アグートはタイブレークで落ち着きを取り戻して2時間4分の試合を締めくくった。

「最後は本当に厳しかった。僕は2度に渡ってキープすれば勝利というサービスゲームを迎えたけど、残念ながらそこを取ることができなかった。5-4では3つのマッチポイントを手にしたけど、彼がいいプレーをした。だからこのサーフェスで苦労の末に勝てて本当にうれしいよ」とバウティスタ アグートは試合後にコメントした。

 この結果でバウティスタ アグートは、同サーフェスではマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に敗れた2018年グスタード以来の決勝進出を決めた。今シーズンの彼は2月にドーハで優勝し、2019年1月以来のツアー10勝目を挙げていた。

 バウティスタ アグートは決勝で、ヤニック・ハンフマン(ドイツ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)の勝者と対戦する。

 地元オーストリアのミソリッチは雨で持ち越しとなっていた準々決勝でドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を2-6 7-6(5) 6-4で倒したあとダブルヘッダーで準決勝に臨んだが、6-2 2-6 6-6(0-1)というまさにがっぷりよつの状態のときにまたも雨で順延となった。

 ハンフマンとミソリッチは土曜日に試合の続きプレーし、勝者が同日の休憩を挟んだあとに決勝でバウティスタ アグートと戦う予定になっている。

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写真◎Getty Images

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