地元チェコのブーズコバが若き後輩ノスコバの進撃を終わらせツアー初優勝に王手 [プラハ・オープン]

写真はマイアミ・オープンでのマリー・ブーズコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(WTA250/チェコ・プラハ/7月25~31日/賞金総額25万1750ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第8シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した17歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)との地元勢対決を7-6(4) 6-3で制してツアー初優勝に王手をかけた。

 この大会の決勝に至った9人目のチェコ人となったブーズコバは、今週までツアーレベルで未勝利だった若き後輩ノスコバの進撃を接戦の末に終わらせた。

 好スタートを切って5-3とリードしながら巻き返されたブーズコバは持ち込まれたタイブレークで1-3から挽回して第1セットセットをもぎ取り、第2セットでは一時1-3と劣勢に立たされていた。

「彼女はアグレッシブなプレーヤーだから、この試合で自分が何に直面するかはわかっていた。とにかく最初から最後まで戦う必要があったの。とにかく今日は勝ててうれしいわ」とブーズコバは試合後にコメントした。

「私はとにかくその瞬間に集中するよう自分に言い聞かせ、1ポイント1ポイントに取り組んだ。彼女はアグレッシブだから信じられないようなショットを決めていたこともあったけど、私は踏ん張って流れを変えようとしたの。それができて本当によかったわ」

 2015年にWTAツアーの大会となったプラハでは、クレーコートで開催されていた時代も含めカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ルーシー・サファロバ(チェコ)、ペトラ・クビトバ(チェコ)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)が地元優勝を飾ってきた。

 同大会で5人目のチェコ人チャンピオンになることを目指すブーズコバは決勝で、予選勝者のワン・チャン(中国)を6-3 6-0で破って勝ち上がった第7シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)と対戦する。

「第2セットで自信が膨らんだの。第1セットでは少しナーバスになっていたわ。もしかしたら決勝のことなどを考え過ぎてしまっていたせいかもしれないわね。でも第2セットではとにかく自分がやりたいようにのびのびとプレーしようとしていたわ」とポタポワは試合を振り返った。

 決勝で戦う両者は今年の3月にマイアミの予選で一度顔を合わせており、そのときはブーズコバがフルセットで勝っている。

「彼女(ブーズコバ)は母国でプレーしている訳だから、自信に満ちているでしょうね。でも同時に母国でのプレーは常に難しくもあるわ。決勝をプレーする機会はそうあるものではないんだから、とにかく楽しむつもりよ」とポタポワは決勝を見据えた。

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写真◎Getty Images

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