シフィオンテクに勝ったガルシアが決勝でボグダンを倒して今季2つ目のタイトルを獲得 [ポーランド・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・ポーランド・オープン」(WTA250/ポーランド・ワルシャワ/7月25~31日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)がアナ・ボグダン(ルーマニア)を6-4 6-1で下し、ツアー9勝目を挙げた。

 第2セット5-1の30-30からサービスエースを決めたガルシアは次のポイントでボグダンのショットがアウトするのを見定めると、拳を握って身を屈め、それから会心の笑みを見せた。

 週を通して素晴らしいリターンを見せたガルシアは3-0と好スタートを切り、5-2とリードを広げた。そこから奮起したボグダンは2ゲームを連取して4-5からサービスゲームを迎えたが、ガルシアがまたもパワフルなリターンでブレークして第1セットを先取した。

 第2セットでのガルシアは第4ゲームと6ゲームでブレークし、危なげなく勝利に向けて突き進んだ。

 地元のスターで第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を準々決勝で倒していたガルシアは、「イガとの対決ではもちろん応援は彼女へのものだったかもしれないけど、スタジアムは満杯で雰囲気は素晴らしく、私はその雰囲気を楽しんだ。また私に対してもとてもフェアだった」と表彰式でポーランドの観客にお礼を言った。

「厳しい試合だったわ。どんな大会でも決勝は難しいものよ。自分が最後の段階にいると知っており、それを実現して自分の手でトロフィーを掲げたいと願っている訳だから」とガルシアは試合後の記者会見で語った。

 元世界ランク4位のガルシアは一時期やや低迷し、5月にはランキングを2014年以降でもっとも低い79位にまで落としていた。それ以降に彼女は驚異的な復活を遂げ、ここ21試合で18勝を挙げた。彼女の復活は今季初タイトルを獲得した5週間前のバート ホンブルクから始まり、そのあとウインブルドンで4回戦に進出してローザンヌで準決勝に至り、パレルモでも8強入りした。

 敗れはしたがボグダンも素晴らしい1週間を過ごし、1セットも落とさず4試合を勝ち抜き初のツアー決勝に辿り着いていた。

 このあとに行われたダブルス決勝では、第4シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/アンナ レナ・フリードサム(ドイツ)が第2シードのカタジーナ・カバ/アリシア・ロソルスカ(ともにポーランド)を6-4 5-7 [10-5]で倒して優勝を飾った。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles