ポタポワを圧倒したブーズコバが母国の大会でツアー初優勝「夢が叶った」 [プラハ・オープン]

写真はマイアミ・オープンでのマリー・ブーズコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(WTA250/チェコ・プラハ/7月25~31日/賞金総額25万1750ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で第8シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)が第7シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を6-0 6-3で退け、母国の大会でツアー初優勝を飾った。

 2015年にWTAツアーの大会となったプラハで決勝に進出した9人目の地元選手だったブーズコバは、クレーコートで開催されていた時代も含めカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ルーシー・サファロバ(チェコ)、ペトラ・クビトバ(チェコ)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)に続く5人目のチェコ人チャンピオンとなった。彼女はまた、今季にWTAツアー初優勝を遂げた5人目の選手でもある。

「初タイトルをここ母国で獲るというのは、私にとって夢の実現よ。これ以上の幸せはないわ」とブーズコバは表彰式での優勝スピーチで喜びを爆発させた。

「夢が叶ったわ。母国の観客の前でプレーできて本当に楽しかった」

 ブーズコバはこれまでツアー大会で3度準優勝した経験があり、今年の2月にもグアダラハラの決勝でスローン・スティーブンス(アメリカ)にフルセットで敗れていた。

 しかしこの日のブーズコバは立ち上がりから7ゲームを連取し、ひたすら勝利に向けて邁進した。ポタポワは4月のイスタンブールに続くツアー2勝目を目指していたが、15ゲームの間に44本ものアンフォーストエラーを量産した。

 これに先立ちウインブルドンでグランドスラム自己最高成績をマークしたブーズコバは、準々決勝で同大会準優勝者のオンス・ジャバー(チュニジア)に敗れていた。24歳のブーズコバは世界ランク66位で今大会を迎えたが、今週の活躍で初めてトップ50入りすることが確実となった。

 ヤナ・シジコワ(ロシア)とのペアで第4シードで出場していたダブルスでも勝ち残っていたポタポワはこのあとに決勝を戦い、アンジェリーナ・ガブエワ/アナスタシア・ザハロワ(ともにロシア)を6-3 6-4で下してコンビ2勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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