シフィオンテクが夏のハードコートシーズン初戦に快勝、ベスト16が出揃う [WTAトロント]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月8~14日/賞金総額269万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が予選勝者のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を6-1 6-2で下して夏のハードコートシーズンをスタートした。試合時間は1時間4分。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。これは彼女にとって、4月のマイアミ(WTA1000)以来となる屋外ハードコートでの試合だった。

 2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)から6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)まで6大会連続優勝を飾った21歳のシフィオンテクは、2000年以降の女子ツアーで単独トップとなるマッチ37連勝をマークした。

 シフィオンテクは次のラウンドで、右足の疲労骨折から復帰した第13シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を7-6(4) 6-1で破って勝ち上がったベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)と対戦する。

 この日初戦に臨んだシフィオンテク以外の上位シード勢は第6シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第7シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第8シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が16強入りを決めたが、第2シードのアネット・コンタベイト(エストニア)、第4シードのパウラ・バドーサ(スペイン)、第5シードのオンス・ジャバー(チュニジア)は敗れた。

 ジル・タイヒマン(スイス)がコンタベイトを6-4 6-4で倒す番狂わせを演じ、バドーサとジャバーはそれぞれ第2セット途中でリタイアした。バドーサがユリア・プティンセバ(カザフスタン)に5-7 0-1とリードされた時点でケイレンに見舞われ試合続行を断念し、ジェン・チンウェン(中国)と対戦したジャバーは1-6 1-2となった場面で腹筋の痛みを理由に棄権した。

 そのほかの試合では第10シードのコリ・ガウフ(アメリカ)、第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、第14シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第15シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、カミラ・ジョルジ(イタリア)、アリソン・リスク アムリトラジ(アメリカ)、2019年大会チャンピオンのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第16シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がリスク アムリトラジに6-7(2) 6-0 5-7で競り負け2回戦でシードダウンを喫し、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)はベンチッチに2-6 4-6で敗れた。

 3回戦ではサバレンカがガウフと、ペグラがジョルジと、ムグルッサがベンチッチと、プリスコバが第3シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と、ハレプがタイヒマンと、リスク アムリトラジがプティンセバと、ジェンはアンドレスクと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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