シフィオンテクが3回戦で敗れる番狂わせ、アダッド マイアは世界ナンバーワンから初金星 [WTAトロント]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月8~14日/賞金総額269万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦でベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-4 3-6 7-5で倒す番狂わせを演じ、ブラジル人選手としてWTA1000大会で初の8強入りを決めた。試合時間は3時間。

 世界ナンバーワンから初勝利を挙げたアダッド マイアは、シフィオンテクが続けてきた屋内を含むハードコートでの連勝記録を「20」で食い止めた。

 6月にノッティンガムとバーミンガム(ともにWTA250/グラスコート)でタイトルを獲得した26歳のアダッド マイアは、世界ランク自己最高の24位で今大会を迎えている。

 キャリア最大の勝利を挙げたアダッド マイアは次のラウンドで、第8シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を6-1 6-3で破って勝ち上がった第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。

 シード対決の3回戦では第10シードのコリ・ガウフ(アメリカ)が第6シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に7-5 4-6 7-6(4)で競り勝ち、第14シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は第3シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-1 6-7(9) 6-3で振りきり、それぞれ下位の選手が勝利をおさめた。

 そのほかの試合で第7シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第15シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)、ジェン・チンウェン(中国)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 前年覇者のカミラ・ジョルジ(イタリア)がペグラに6-3 0-6 5-7で、2019年大会チャンピオンのビアンカ・アンドレスク(カナダ)はジェンに5-7 7-5 2-6で敗れた。

 準々決勝ではペグラがプティンセバと、ガウフがハレプと、プリスコバはジェンと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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