メドベージェフがシャポバロフを倒して8強入り、次はフリッツと初対決 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月14~21日/賞金総額697万1275ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-5 7-5で倒してベスト8に進出した。

 前週のモントリオール2回戦でニック・キリオス(オーストラリア)に敗れたメドベージェフは、連覇がかかるUSオープンに向けて今大会でベストの調子に戻ろうとしている。

「かなり競った試合だった。素晴らしいレベルだったと感じている。彼は僕よりも少し余計にミスしていたけど、より多くのポイントを取っていた。でもそれがシャポ(シャポバロフ)のプレーだ」とメドベージェフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕のゴールはすべてのポイントで踏ん張り、チャンスがあるときには彼にプレッシャーをかけようとすることだった。でも僕がベースラインを駆け回ってただただショットを返そうとしていたポイントがたくさんあったよ。全体的に見て、プレーレベルには満足している」

 同大会での戦績を13勝4敗としたメドベージェフは準々決勝で、第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-7(4) 6-2 7-5で破って勝ち上がった第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。

「第1セットが終ったとき、僕は受け身になり過ぎていたと思った。だから第2セットでは『リスクを恐れるな』と自分に言い聞かせたんだ。僕はいいサービスを入れ、よりリスクを犯した」とフリッツは試合を振り返った。

「重要な試合だった。僕は試合を落とすことに繋がるような邪念の影響を受けるようなことがないよう集中していた。何かがうまくいかなかったときは原因を分析し、次はどうすればポイントを取れるかについて考えようとしていたよ」

 公式戦ではこれが初対決となるフリッツについてメドベージェフは「テイラーは素晴らしい選手だ」と評価し、「彼とは何度か練習したことがある。ATPカップの前にちょっとした練習試合をしたとき、彼は僕を倒したと思う。まあそれはあまり重要じゃないけどね。でも僕はコーチに『驚いた。彼は本当にいいプレーができるよ。彼にとっていい年になるかもしれないね』と話したんだ。それから彼はインディアンウェルズで優勝したのさ」と話した。

「もしかしたら彼は他の大会でもっといい成績を挙げられたかもしれないけど、彼はマスターズ大会のチャンピオンだ。彼は驚くべき選手であり、彼を倒すためにはベストテニスをする必要がある」

 第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が初戦敗退を喫したため、メドベージェフはすくなくともUSオープンまでは世界ランク1位の座をキープすることになった。

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写真◎Getty Images

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