34歳マナリノが大会史上最年長のチャンピオンに「優勝できてとにかくうれしい」 [ウィンストンセーラム・オープン]
ATPツアー公式戦の「ウィンストンセーラム・オープン」(ATP250/アメリカ・ノースカロライナ州ウィンストンセーラム/8月21~27日/賞金総額82万3420ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、34歳のアドリアン・マナリノ(フランス)がラスロ・ジェレ(セルビア)を7-6(1) 6-4で倒して大会史上最年長のチャンピオンとなった。
予選勝者のクリストファー・オコネル(オーストラリア)に対する1回戦で4つのマッチポイントを凌いで3セットともタイブレークの接戦をやっとのことで乗り越えたあと、マナリノはもはや1セットも落さなかった。
「以前に誰が勝ったとか今後に誰が勝つとかに関係なく、優勝できてとにかくうれしい。今のところは僕が達成したことであり、本当に満足しているよ」とマナリノは試合後に感慨を吐露した。
ややスローなスタートを切ったことについて、「出だしはボールがよく見えずに苦労した。やや寒い夜にプレーした昨日と、暑くて晴天の下でプレーした今日とではコンディションが大きく違っていたからね」とマナリノは説明した。
「だから慣れるのに少し時間がかかったけど、何とか落ち着きを保ってやるべきことに集中することができた。第1セット3-4からブレークバックすることができ、そのあとは最後まで一貫性のあるプレーができた。ラスロがこの1週間で疲労困憊なのはわかっていたから、もしタフな戦いになったら僕のほうに勝機があると思っていたよ。僕のほうが多少はフィジカル的にフレッシュだったからね」
第2セットはお互いにサービスゲームをキープし合う形で進んだが、マナリノが第7ゲームで勝負を分けるブレークに成功した。彼は5-3からのリターンゲームで手にしたマッチポイントをものにすることはできなかったが、次のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをラブゲームでキープして試合を締めくくった。
マナリノは同大会を制した初のフランス人選手であると同時に、同大会で優勝した2013年のユルゲン・メルツァー(オーストリア)に続く2人目のレフティーとなった。当時32歳だったメルツァーは、マナリノに更新されるまで大会の最年長覇者だった。
これに先立ち行われたダブルス決勝では、今大会で初めてペアを組んだ第3シードのマシュー・エブデン(オーストラリア)/ジェイミー・マレー(イギリス)がユーゴ・ニス(モナコ)/ヤン・ジェリンスキ(ポーランド)を6-4 6-2で下してタイトルを獲得した。
男子ダブルス優勝のマシュー・エブデン(オーストラリア/左)とジェイミー・マレー(イギリス)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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